2009年6月9日

【Indig】 ペルー・アマゾンでの先住民族虐殺に抗議の声を

先住民族ニュース(71)

緊急声明への賛同のお願いです。
(重複してご覧になる方、ごめんなさい。)

→ 個人賛同して下さる方は:
ko-jun@theia.ocn.ne.jp(先住民族の10年市民連絡会、小林純子さん)
あて、お名前・読み仮名(またはローマ字表記)・さしつかえなければ肩書きをお知らせください。

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ペルー北東部(アマゾン源流域)での多国籍企業による石油・天然ガス開発などに抵抗して道路封鎖をおこなっていた先住民族に対し、警察が襲撃を加え、多数の死傷者がでる事態になっています。

http://ipsnews.net/news.asp?idnews=47142
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/8090548.stm
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200906072101590
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009060600131


(1)日本の市民からの緊急声明案
(2)事件の背景説明

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(1)は、「開発と権利のための行動センター」の青西靖夫さんが作成したもので、文面(スペイン語、日本語翻訳つき)は下記の通りです。
(スペイン語のアクセント記号などが文字化けしてしまっていますが、急ぎですので、このまま送ります。ごめんなさい。)
   
(緊急声明)

Dr. Alan Garc?a P?rez
Presidente de la Rep?blica del Per? 

 Expresamos nuestra profunda preocupaci?n por la violencia desatada
en el conflicto surgido en la regi?n amazona. E invocamos a todas las
partes en el conflicto a cesar toda violencia inmediatamente.

Y solicitamos al gobierno de Per? y autoridades correspondientes,
1) Detener inmediatamente la represi?n violenta a los pueblos ind?
genas,
2) Adaptar todas las medidas necesarias, de acuerdo con los principios
internaciones de derechos humanos, para proteger los derechos humanos
fundamentales de los activistas de pueblos ind?genas,
3) Respetar plenamente los derechos ind?genas establecidos en el
Convenio 169 de OIT y la Declaraci?n sobre derechos de los pueblos ind?
genas adoptado por la Asamblea General de las Naciones Unidas

Los ciudadanos japoneses, deseamos que la relaci?n entre Per? y Jap?
n se fundamente en el respeto de los derechos humanos.

Atentamente
Fecha(日付)
Firma (署名)

 アマゾン地域の紛争の中で暴力が解き放たれたことに深い憂慮の念を覚えま
す。そして紛争にあるすべての当事者に即座に暴力をやめることを懇願します。
 またペルー政府及び関係当局に対して次のことを要請します。
1) 先住民族に対する暴力的弾圧を即座に中止すること
2) 先住民族の活動家の基本的人権を擁護するために、国際的な基準に基づき
必要な措置をとること
3) ILO169号条約及び「先住民族の権利に関する国際連合宣言」を尊重すること

日本の市民は、ペルーと日本の関係が人権の尊重に基づくものであることを
願うものです。

Atentamente
Fecha(日付)
Firma (署名)

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(2)『先住民族の10年News』の最新号(No.155、来週発行)に緊急で掲載する解説文です。

=====転載はじめ=====

■ペルー:アマゾン先住民族と警察隊の衝突で双方に死傷者多数

 6月5日早朝(現地時間)、ペルー北部アマゾン地域のバグア(Bagua)にて、道路封鎖を
続けていた約2500人の先住民族に約400人の警察隊(治安部隊)が投入されて衝突、少な
くとも先住民族側は30人、警察側は22人が死亡し、約150人の負傷者が出たとのことで
ある(8日現在)。与党APRAのマウリシオ・ムルデル氏は先住民族側を「テロリスト」と
指弾、一方、先住民族組織の連合体AIDESEPのリーダーであるアルベルト・ピサンゴ氏
は、仲間たちが「獣を殺すように」殺されたと告発している。
 2006年に就任したアラン・ガルシア大統領は、外国投資の伸張、自由貿易協定の推
進など、経済自由化路線を推し進め、鉱山・石油・ガス開発等の天然資源開発が激増
している。08年8月には、共同体の土地譲渡に関する法令に反対して、複数州におよぶ
先住民族による大規模な抗議運動があり、法令が撤廃されるという出来事があった。
 先住民族は、天然資源や土地などに関する複数の大統領令が先住民族の生活を脅か
すものであるとして、法律の廃止を求めている。今年に入ってからは、水資源法への
反対スト、新森林法への反対デモ、土地関連法への抗議行動などが続出していた。4月
に入り、政府は複数の法律の見直しや廃止を約束しながら履行せず、先住民族の権利
に対する改善がみられないとして、特にアマゾン先住民族の抵抗運動が広がっていた。
バグアでの道路封鎖はその一環で、約2カ月にわたりアワフン(Awajun)民族とワンピ
ス(Wambis)民族が抗議行動を展開していた。
(BBC NEWS、開発と権利のための行動センター、ほか)

=====転載おわり=====


内容や背景について、ご質問などありましたら、お寄せください。


とりいそぎ、ばたばたの連絡で失礼します。