2016年12月29日

【Nuke】映画『太陽の蓋』特別上映&座談会



映画『太陽の蓋』特別上映会&座談会
http://www.kyoto-seika.ac.jp/info/event/event/2017/02/04/41038/ 



  日時:  2017年2月4日(土) 14:00 〜 17:30
               (開場 13:30)
  会場: 京都精華大学 明窓館 M-201(大教室)☞ アクセス

              ※開場時間および終了時間にあわせて、
地下鉄「国際会館」駅往復のスクールバス
(シャトルバス)を約5分ごとに運行します。

入場無料、予約不要  ── どうぞお誘い合わせのうえ、お越しください。




【2月6日 追記】多数ご来場いただき、無事終了しました。
京都新聞の記事は こちら☞ www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170204000099
座談会部分の録画は ↓ こちらで御覧いただけます。
①ハイライト動画(5分)http://iwj.co.jp/wj/open/archives/361249
②録画完全版(1時間50分)上記URLよりIWJ会員用アーカイブにリンク
会員にならずにこの録画だけをスポット料金=300円で閲覧することも可能ですが、
IWJは優良コンテンツが多いですから、ぜひ会員になることをお勧めします。
③当日のツイキャス中継録画(1時間50分)http://twitcasting.tv/iwj_kyoto1/movie/344449386
画質が粗いですが、当面のあいだ無料公開とのことです。






主催: 『太陽の蓋』自主上映実行委員会
共催: 京都精華大学 人文学部


映画『太陽の蓋』(佐藤 太 監督、2016年公開)上映時間 130分
        脚本:長谷川 隆
        製作:橘 民義
        音楽:ミッキー吉野
        出演:北村有起哉、三田村邦彦、袴田吉彦、中村ゆり、
           郭 智博、青山草太、大西信満、神尾 佑、菅原大吉 ほか

映画公式サイト   予告篇(動画2分地震の場面があります。御注意ください。


★座談会(16:20〜17:30)登壇者
   菅 直人(震災当時の内閣総理大臣)

   福山哲郎(震災当時の内閣官房副長官)
   橘 民義(『太陽の蓋』制作プロデューサー)
   細川 弘明(京都精華大学 人文学部 教員)

   西田 彩(京都精華大学 ポピュラーカルチャー学部 教員)/司会

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【スピンオフ作品】
   「報道の行方」(動画12分

   「僕たちがいた町」(動画14分

   「最悪のシナリオ」(動画12分


【橘 民義(制作プロデューサー)インタビュー

【映画評】


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映画の台詞より:

●「地震の対応だけじゃ済まなくなったということだよ。」


●「これからベントする。お前ら若いのは中に入れない。今は俺らオッサンに任せて、お前らはそのまま待機。いいな?」


●「ミリシーベルトって何だ、マイクロじゃないのか?」
「単位がひとつ上がってるんです!」
「政府はそれ、発表するのか?」


●(官房長官)「情報、遅れてたのは官邸だけか?」
(補佐官)「会見、遅らせますか?」
(官房長官)「あの映像、日本中が見たんだぞ。会見は、やるしかない!」


●「分かりませんとは、どういうことだぁ!原子力安全保安院の院長に原発のことを訊いているんだ。」


●「これまでのデータではどうなんです?」
 ── 「ベントなんて、世界でもやったこと無いんですよ!」


●(非番の若い東電社員)「何が起きてるかは大体想像つくべ」「知らんふりしようと思ってたけど、そうもいかねな」「行くベ」


●「無事帰って来れる保証なんて無いんだぞ」
 ── 「止められませんよ、総理は」


●(ライバル新聞社の記者)「お前んとこは憶測で記事書くのか?」
 ── 「お前は政府の発表、待ってるだけか?」


●「もう線量いっぱいじゃないんすか。これで終わりじゃ、無いですよね。俺らたしかに若いですけど、もうそんなこと言ってる場合じゃないですよね、俺らの番ですよね。」
 ── 「それはもう無いんだ。」


●「何の情報もないまま、ただ目の前で起こったことに対処するしかなかったんです。」
 ── 「待ってくださいよ。情報があれば、あのとき本当に何かできたんですか?」 


●「あれは、入る筈のない水が、たまたま入って救われただけだ。」
「たまたまで救われたんですか、この国は?」
いや、まだ救われちゃいない。」 


●「訓練はずっとしてたのに、事故おきちゃったら何もできないって、そんなのおかしいじゃないですか。」


●「お前だって喜んだべ、息子がイチエフに就職決まったとき。」


●「死ぬかもしれないから逃げようって言ってるわけですよね、それに向かって政府が逃げるなって言えますか。そんな権力が政府にありますか。法的に正しいってことをどうやって説明すればいいんですか?」
「そんなこと言ってる場合じゃないんじゃぁ!」


●「いつ吹き飛ぶかわからない原発に命をかけろと言ったんだ。それがどういうことか分かるか?」


●「西へ行けばいいって思ってた。でも日本中が揺れてる。原発って日本中にあるんでしょ。どこに行けば普通に暮らせるの?」


●「聞きたいことしか聞こうとしないですからねぇ日本人は。」
「書きたいことしか書かないくせにぃ。ま、お前達の仕事はこれからだ。せいぜい調べてくれよ。」


●(若い東電社員)「収束宣言だしたよね、もう前の政府だけど。あれ聞いて、上司がひとり辞めました。こんなんで収束って言うんだったら、もう勝手にしろ!って。付き合ってらんない、って。」
(記者)「それでもまだあそこで働く?」
「う〜ん、まだって言うか。。。ずっと遠くの村で牛飼って暮らしてた人が、あれさえなければって命すてたじゃないですか。自分らもそれに責任あると思うんですよ。まだ何にも終わってないんすよ、まだ何にも。あのとき日本中でテレビ見てた人たち、今どう思ってんですかね。